誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
蝶「みんな、無言なんだね。」
そして私は走り出し沙織の元へ行く。
沙織は一人で部屋にいた。
「沙織?」
「蝶?どうしたの?入っていいわよ?」
その声を聴いて私はそっと襖を開ける。
「あの、ごめんね?私のせいで。」
「なに言ってるの?蝶のせいじゃないわよ。」
「でも・・・・」
「バカねえ。世の中、生きていればどこかしらに歪が生まれるのよ。それを埋めるのが私の役目。そう、たとえなにかを失ったとしてもね」
そう言って優しく微笑む沙織。
その歪を生んだのは私と土方さんが時を超えて愛し合ったからだろうか?
時々、この恋を貫くのが怖くなる。
この私の選択が、間違いを起こしているのではないだろうか、と。
あの未来の私のようになるのだろうかと。
私は弱いから迷ってしまう。
「蝶。あなたは土方さんを愛して後悔した?」
「えっ?」
「だから、土方さんを愛して後悔した?こちらではなくあちらの時代に行きたい?」
「それは・・・・」
私は知っている。
土方さんがいない世界を。
だけど、きっとそんな世界私は耐えられない。
「わ、私は・・・・」
そして私は走り出し沙織の元へ行く。
沙織は一人で部屋にいた。
「沙織?」
「蝶?どうしたの?入っていいわよ?」
その声を聴いて私はそっと襖を開ける。
「あの、ごめんね?私のせいで。」
「なに言ってるの?蝶のせいじゃないわよ。」
「でも・・・・」
「バカねえ。世の中、生きていればどこかしらに歪が生まれるのよ。それを埋めるのが私の役目。そう、たとえなにかを失ったとしてもね」
そう言って優しく微笑む沙織。
その歪を生んだのは私と土方さんが時を超えて愛し合ったからだろうか?
時々、この恋を貫くのが怖くなる。
この私の選択が、間違いを起こしているのではないだろうか、と。
あの未来の私のようになるのだろうかと。
私は弱いから迷ってしまう。
「蝶。あなたは土方さんを愛して後悔した?」
「えっ?」
「だから、土方さんを愛して後悔した?こちらではなくあちらの時代に行きたい?」
「それは・・・・」
私は知っている。
土方さんがいない世界を。
だけど、きっとそんな世界私は耐えられない。
「わ、私は・・・・」