誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
時を超えた私と土方さんの恋
立場を超えた沙織と原田さんの恋
どちらも、困難ばかりが立ちはだかる。
だけど、きっと私たちはこの愛おしい人たちの手を離すことなんてできないから。
何度も傷ついていくのだろう。
土方さんの恋を手放すつもりはないよ?
だけど・・・・
「沙織、ちょっとまってて!!」
「え?」
私は部屋を飛び出した。
そして池に向かう。
そこには案の定原田さんが立っていた。
「原田さん。」
「蝶か。どうしたんだ?」
「単刀直入で聞きます。沙織のことをまだ好きですか?」
私の問いに原田さんは目を丸くする。
「どうして急にそんなこと聞くんだ?」
「どうしてもです。好きですか?」
「当り前だ。俺は沙織よりいい女なんてこの世にはいないとおみってるからな、でも」
「でも?」
「あの沙織を見たら改めて実感しちまってな。沙織は竜神さえも味方につけちまう巫女なんだって。それに比べて俺はただの男だ。こんな俺があいつの傍に居てもいいのか迷っちまうんだよ。」
そう言って原田さんも途方に暮れたような顔をする。
立場を超えた沙織と原田さんの恋
どちらも、困難ばかりが立ちはだかる。
だけど、きっと私たちはこの愛おしい人たちの手を離すことなんてできないから。
何度も傷ついていくのだろう。
土方さんの恋を手放すつもりはないよ?
だけど・・・・
「沙織、ちょっとまってて!!」
「え?」
私は部屋を飛び出した。
そして池に向かう。
そこには案の定原田さんが立っていた。
「原田さん。」
「蝶か。どうしたんだ?」
「単刀直入で聞きます。沙織のことをまだ好きですか?」
私の問いに原田さんは目を丸くする。
「どうして急にそんなこと聞くんだ?」
「どうしてもです。好きですか?」
「当り前だ。俺は沙織よりいい女なんてこの世にはいないとおみってるからな、でも」
「でも?」
「あの沙織を見たら改めて実感しちまってな。沙織は竜神さえも味方につけちまう巫女なんだって。それに比べて俺はただの男だ。こんな俺があいつの傍に居てもいいのか迷っちまうんだよ。」
そう言って原田さんも途方に暮れたような顔をする。