誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「同じ顔をするんですね。」
「え?」
私の言葉に原田さんは不思議な顔をする。
「沙織も、同じ顔してました。答えが見つからないって。」
その言葉を黙って受け止める原田さん。
「私、思うんです。立場なんか関係ないって。原田さんは沙織自身が好きなんでしょう?」
「ああ。」
「だったら沙織が巫女だろうが竜神を守護神につけていようが関係ないじゃないですか!忘れないでください。どんなに力や霊力があっても沙織はただの女の子ですか?」
「・・・・」
「心は普通の女の子なんです。原田さんは沙織を手放せますか?」
「・・・・いいや。できねえな。」
「じゃあ傍にいてあげてください。迷ってる暇なんてないですよ?」
「ああ・・・そうだな。ありがとうな蝶。」
そういって原田さんは走り出した。
沙織。
貴方の恋を私にも守らせてください。
「え?」
私の言葉に原田さんは不思議な顔をする。
「沙織も、同じ顔してました。答えが見つからないって。」
その言葉を黙って受け止める原田さん。
「私、思うんです。立場なんか関係ないって。原田さんは沙織自身が好きなんでしょう?」
「ああ。」
「だったら沙織が巫女だろうが竜神を守護神につけていようが関係ないじゃないですか!忘れないでください。どんなに力や霊力があっても沙織はただの女の子ですか?」
「・・・・」
「心は普通の女の子なんです。原田さんは沙織を手放せますか?」
「・・・・いいや。できねえな。」
「じゃあ傍にいてあげてください。迷ってる暇なんてないですよ?」
「ああ・・・そうだな。ありがとうな蝶。」
そういって原田さんは走り出した。
沙織。
貴方の恋を私にも守らせてください。