誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
そして沙織が部屋に入って十数分後に出てきた。

その間俺ら5人は廊下でうろうろしていた。

からり

平「さ、沙織!!蝶はどうだった!?」

新「身ごもっていたのか!?」

沙「はあ・・・・あなたたち早とちりしすぎっ!!」

土「えっ!?」

一「じゃあちよは・・・?」

沙「胃から来る夏風邪よ。まったく、散々騒いで蝶を心配させて!!今は寝てるから後で謝りなさいよっ!?」

「「「「はいっ!!」」」」

原「ははっ。土方さんでも勘違いするんだな。」

土「うるせえよ。」

俺は恥かしくして下を向く。

するとそっと沙織が近づいてくる。

「蝶、本当は起きてるわよ。行ってあげたら?」

「ああ。」

そういって歳三はそっと部屋に入っていく。

左「土方さんが勘違いなんて珍しいな、」

沙「ふふっ。それほど待ち遠しいんでしょ?」

左「そうかもしれねえな。まあ、俺もだけどな?」

そう言っていたずらっぽく微笑む。

沙「も、もうっ////」

沖「あれ、二人してこんなところでどうしたの?」

巡察から戻ってきた総司が首をかしげている。

沙「ふふっ。面白いことがあったのよ。教えてあげるから広間にきて!!」

そういって三人で歩き出した。
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