誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
俺はそっと部屋に入る。

「蝶・・・すまねえ・・・・勘違いだった。」

「ふふっ。そうみたいですね。残念です。」

そう言って微笑む蝶。

そんな蝶をそっとまた抱き寄せた。

「だけど、いつかは俺の子供を産んでくれるか?」

「はい。もちろんですよ。」

そう言って二人で微笑みあう。

いつか、蝶と子供と三人で笑う日が来るのだろう。

それまではこの二人の時間を大切にしたいと改めて思った。



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