誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
なんだかこうしていると夫婦みたいだ。

「ちゃんと俺の言った通り髪を結ってるな」

そう言って土方さんは私の頭をなでる。

「さあ、これに着替えてくえねえか?」

「え?」

みると土方さんのてには風呂敷が握られていた。

その包みを広げると中からでてきたものは

「浴衣だあ!!」

私はおもわず目を輝かせる。

白い生地に牡丹や蝶があしらわれている。

「原田に言われてな。今日の巡察はお前に浴衣を着せてやったらどうだってな。」

「原田さん・・・・」

「気に入ったか?」

「はい!とても!!」

「じゃあ早速着換えてきて俺にみせてくれねえか?」

「はい!!」

私は早速着替えに行く。

そして土さんに見せるために広間に向かう。

「土方さん着替えました!!」

「やっぱり似合うな。」

そういって微笑んでくれる。

「でもよく私の背丈とかにあう浴衣わかりましたね。」

「あたりめえだろ?俺はお前のすべてを知ってるからな。」

「っ!もう/////」

すこしいたずらっぽく微笑む土方さんはいつにもまして艶っぽい。
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