誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「よし。ここまでくれば大丈夫だろ。蝶、大丈夫か?」
私は肩で息をしながらなんとかこくこくと頷く。
「ひ、土方さんやっぱり足早いんですね・・・・」
私は土方さんに手を引いてもらわなければこんなに早く走れなかっただろう。
「いや、お前が浴衣だからうまく走れないだけじゃねえか?」
そう言って乱れた襟元を治してくれる。
「もう、完璧に子供扱いですね。」
私は照れ隠しにそんな言葉を発する。
「そんなつもりはねえよ。さあ、行くか。」
そう言ってすっと私の手を握り歩き始める。
きらきらとすべての景色が輝くお祭りの夜。
本当にすべてのことが楽しくて、織姫様もこんな思いでいま愛おしい人とあっているのだろうかと考えた。
そしていろいろと見て回り私たちは境内の裏に来る。
するとそこには笹の葉と短冊があった。
「あっ!短冊だ!!」
「ああ。そうだな。」
だけど新しい短冊は残念ながら見つからない。
だからわたしはそっと手を握りお願いをする。
「なにしてるんだ蝶?」
「えへへ。短冊がないからここでお願いをしてるんです。」
「なるほどな。それでなんて願ったんだ?」
「秘密です!」
そう言って私はふふっと微笑む。
私は肩で息をしながらなんとかこくこくと頷く。
「ひ、土方さんやっぱり足早いんですね・・・・」
私は土方さんに手を引いてもらわなければこんなに早く走れなかっただろう。
「いや、お前が浴衣だからうまく走れないだけじゃねえか?」
そう言って乱れた襟元を治してくれる。
「もう、完璧に子供扱いですね。」
私は照れ隠しにそんな言葉を発する。
「そんなつもりはねえよ。さあ、行くか。」
そう言ってすっと私の手を握り歩き始める。
きらきらとすべての景色が輝くお祭りの夜。
本当にすべてのことが楽しくて、織姫様もこんな思いでいま愛おしい人とあっているのだろうかと考えた。
そしていろいろと見て回り私たちは境内の裏に来る。
するとそこには笹の葉と短冊があった。
「あっ!短冊だ!!」
「ああ。そうだな。」
だけど新しい短冊は残念ながら見つからない。
だからわたしはそっと手を握りお願いをする。
「なにしてるんだ蝶?」
「えへへ。短冊がないからここでお願いをしてるんです。」
「なるほどな。それでなんて願ったんだ?」
「秘密です!」
そう言って私はふふっと微笑む。