誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「蝶。俺の元へ嫁にこないか?」

「・・・・え?」

「俺は副長でいつ死んでもおかしくねえ男だ。だけど、お前がこれからも傍にいてくれたら俺は大丈夫じゃねえかって思えるんだ。」

「歳三さん・・・・」

あまりのことに言葉を失う。

だけど、頬から流れる温かい雫。

これが、私の答えなんだ。

「また泣いてるのか。ったく、お前は泣き虫だからなあ。だけど、俺がお前の涙をこれからも拭ってやる。」

そう言って優しく私の涙をすくう。

「だから、俺の嫁になってくれ。」

「・・・・・っはい!!」

わたしは何度も頷く。

沙「きゃあああああ!!蝶おめでとおおおおおお!!」

沙織が抱きついてくる。

蝶「え!?」

左「土方さん。うまくいったな。」

土「ああ。誰も来ないようにしてもらってすまなかったな。」

新「いいってことよ!!それより今日は祝い酒だ!!」

平「ああ!!たくさん飲もうぜ!!!」

2人でわいわいと騒いでいる。
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