誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「簡単なこと・・・・?」

私はわからずに首をかしげる。

「まあすぐにわかるよ。それにしても蝶ちゃんが来てからの土方さんは一段と面白いなあ♪」

楽しそうに話す沖田さん。

「そ、そうなんですか?」

「うん。すごく面白くてついついからかいたくなっちゃうんだよね。そうだ。悩める蝶ちゃんにとっておきのこと教えてあげるよ。」

「とっておきのこと?」

「うん。夜に庭に立っていてごらん?いいことが起きるよ。」

「え?庭にですか?」

「うん♪」

「わ、わかりました・・・」

「じゃあそれまで俺と話してよ♪」

「はい。」

そして私は沖田さんと夜までずっと話していた。
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