誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「おいっ!斉藤こんなとこでなにしてんだよ?」
「原田か。見てわからないか?洗濯を畳んでいるのだが。」
「いや、なんで畳んでいるのかって聞いてるんだよ。」
楽しそうに笑ながら尋ねてくる。
そして今までのいきさつを話した。
「なるほどなあ。蝶も相変わらずのおっちょこちょいさだな。」
そう言って苦笑いをこぼす原田の横顔は兄のようだった。
「まるで原田は蝶の兄のようだな。」
「そうか?まあ、蝶は確かに妹みたいなものだからな。」
「なるほどな。」
そう言ってこれを畳み終えたらまた稽古のつづきをしようと考えていた。
「はじめさーんっ!!」
すると向こうから元気な蝶の声が聞こえてくる。
振り向くとぱたぱたと走ってくる蝶が見えた。
「おいっ!あまり走るとまた転ぶぞ・・・・」
「きゃあっ!」
言っている側からまた派手に転ぶ蝶。
「お、おいっ!蝶大丈夫かっ!?」
原田が慌てた様子でかけていく。
よほど強く鼻を打ったのか涙目で鼻を押さえる。
「あーあ。どんだけお前は鼻を打てば気が済むんだよ。」
そう言って蝶の姿を見て笑い出す原田。
「ばらだざんびどいでず」
きっと原田さん酷いですと言いたかったのだろうが、鼻を押さえているため不思議な言葉にしか聞こえない。
「あははははっ!!蝶いったい何語を喋ってるんだよ!!」
大爆笑と言っても過言ではないほど笑っている原田さんをにらむ。
「蝶。大丈夫か?」
一さんがそっとしゃがみこみ私と目線を合わせる。
「原田か。見てわからないか?洗濯を畳んでいるのだが。」
「いや、なんで畳んでいるのかって聞いてるんだよ。」
楽しそうに笑ながら尋ねてくる。
そして今までのいきさつを話した。
「なるほどなあ。蝶も相変わらずのおっちょこちょいさだな。」
そう言って苦笑いをこぼす原田の横顔は兄のようだった。
「まるで原田は蝶の兄のようだな。」
「そうか?まあ、蝶は確かに妹みたいなものだからな。」
「なるほどな。」
そう言ってこれを畳み終えたらまた稽古のつづきをしようと考えていた。
「はじめさーんっ!!」
すると向こうから元気な蝶の声が聞こえてくる。
振り向くとぱたぱたと走ってくる蝶が見えた。
「おいっ!あまり走るとまた転ぶぞ・・・・」
「きゃあっ!」
言っている側からまた派手に転ぶ蝶。
「お、おいっ!蝶大丈夫かっ!?」
原田が慌てた様子でかけていく。
よほど強く鼻を打ったのか涙目で鼻を押さえる。
「あーあ。どんだけお前は鼻を打てば気が済むんだよ。」
そう言って蝶の姿を見て笑い出す原田。
「ばらだざんびどいでず」
きっと原田さん酷いですと言いたかったのだろうが、鼻を押さえているため不思議な言葉にしか聞こえない。
「あははははっ!!蝶いったい何語を喋ってるんだよ!!」
大爆笑と言っても過言ではないほど笑っている原田さんをにらむ。
「蝶。大丈夫か?」
一さんがそっとしゃがみこみ私と目線を合わせる。