誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「おいっ!一君なに走ってるんだ?」
平助くんが不思議そうに尋ねてくる。
「あのね、土方さんから逃げてるの!!!」
そういっている傍から全力疾走で土方さんが追いかけてくる。
「っきゃあああ!!お父さん鬼が来たっ!!」
そういうとまたもやこくんとうなづき土方さんから逃げ出す。
「お父さん?」
取り残された平助は不思議そうに首をかしげる。
そしてそのまま約30分鬼ごっこは続いた。
「おーい。歳!少し来てくれ!!」
近藤さんが嬉しそうに土方さんに呼びかける。
「っち!」
残念そうに土方さんは引き返す。
「ふう・・・・助かった・・・・お父さんありがとう!!」
「いや、いい。」
私がお礼を言うと少し嬉しそうに微笑む一さん。
「部屋まで運ぶ。」
そう言ってゆっくりとまた歩き出す。
こんな思い私を抱えてよく走れたなあ・・・・
そんなことを考えていると揺られているのが心地よくてついつい眠ってしまう。
「蝶?」
気が付くとすやすやと寝息が聞こえてくる。
見ると蝶が安らかに眠っていた。
起こすのも可愛そうだと思い近くに腰掛ける。
蝶は本当に軽い。
おもわず抱えているのを忘れそうになるほどだ。
「ひと肌とは温かいのだな・・・・」
蝶のぬくもりが伝わってくる。
平助くんが不思議そうに尋ねてくる。
「あのね、土方さんから逃げてるの!!!」
そういっている傍から全力疾走で土方さんが追いかけてくる。
「っきゃあああ!!お父さん鬼が来たっ!!」
そういうとまたもやこくんとうなづき土方さんから逃げ出す。
「お父さん?」
取り残された平助は不思議そうに首をかしげる。
そしてそのまま約30分鬼ごっこは続いた。
「おーい。歳!少し来てくれ!!」
近藤さんが嬉しそうに土方さんに呼びかける。
「っち!」
残念そうに土方さんは引き返す。
「ふう・・・・助かった・・・・お父さんありがとう!!」
「いや、いい。」
私がお礼を言うと少し嬉しそうに微笑む一さん。
「部屋まで運ぶ。」
そう言ってゆっくりとまた歩き出す。
こんな思い私を抱えてよく走れたなあ・・・・
そんなことを考えていると揺られているのが心地よくてついつい眠ってしまう。
「蝶?」
気が付くとすやすやと寝息が聞こえてくる。
見ると蝶が安らかに眠っていた。
起こすのも可愛そうだと思い近くに腰掛ける。
蝶は本当に軽い。
おもわず抱えているのを忘れそうになるほどだ。
「ひと肌とは温かいのだな・・・・」
蝶のぬくもりが伝わってくる。