誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
自分の感情についていけず混乱する。
「それで?入部希望なのか?」
土方先輩と呼ばれる方が同じ言葉を繰り返す。
「あ、いえ、見学したくて!!」
一人の女の子がうわずった声で話す。
「そうか、ならばこちらで見ていればいい。」
そう言って私たちは道場内に通される。
ふと入り口で止まる。
「違う・・・・」
いつもの道場じゃない。
そんな気持ちが脳裏をかすめる。
おかしいな。道場なんてどこもそんなに変わらないのに・・・・
わたし達はそれから見学していた。
「みんなさん動きがおそいですよ?」
気が付くと私はそんな言葉を発していた。
私の言葉で道場内が一斉に静まり返る。
「ち、ちよ?」
友達が驚いたようにこちらを見る。
そして慌てて口をふさぐ。
な、なんで私こんなこと言ってるんだろ!?
今日の私はおかしい。
「俺らの動きが遅いっていうのか?」
土方さんがこちらを見る。
するとなぜか私はさっきの動揺が嘘のように気持ちがさっと冷静に切り替わる。
「はい。遅いです。それではみなさん相手に攻められてしまいます。」
「ふっ。素人のくせにいいやがるな。それならお前俺と勝負してみるか?」
その言葉に道場内がざわめきだす。
「それで?入部希望なのか?」
土方先輩と呼ばれる方が同じ言葉を繰り返す。
「あ、いえ、見学したくて!!」
一人の女の子がうわずった声で話す。
「そうか、ならばこちらで見ていればいい。」
そう言って私たちは道場内に通される。
ふと入り口で止まる。
「違う・・・・」
いつもの道場じゃない。
そんな気持ちが脳裏をかすめる。
おかしいな。道場なんてどこもそんなに変わらないのに・・・・
わたし達はそれから見学していた。
「みんなさん動きがおそいですよ?」
気が付くと私はそんな言葉を発していた。
私の言葉で道場内が一斉に静まり返る。
「ち、ちよ?」
友達が驚いたようにこちらを見る。
そして慌てて口をふさぐ。
な、なんで私こんなこと言ってるんだろ!?
今日の私はおかしい。
「俺らの動きが遅いっていうのか?」
土方さんがこちらを見る。
するとなぜか私はさっきの動揺が嘘のように気持ちがさっと冷静に切り替わる。
「はい。遅いです。それではみなさん相手に攻められてしまいます。」
「ふっ。素人のくせにいいやがるな。それならお前俺と勝負してみるか?」
その言葉に道場内がざわめきだす。