誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「うそだろ!土方さんが自分から勝負を持ちかけるなんて・・・」
「剣道部いち強いんだからあんなひ弱な子が勝てるわけないって。」
ざわざわと周りの声が聞こえてくる。
だけど土方さんの真剣な瞳を見ているとなぜか懐かしさがこみあげてくる。
「はい。喜んでこの勝負お受けします。」
「ちょ、ちょっと蝶!!!」
驚いたように友達たちは私を見つめる。
「いいんじゃない?やらせてあげれば♪」
声が聞こえて後ろを振り向くと華が立っていた。
華は私の幼馴染であり、お母様の親友の姫さんの娘だ。
同じ巫女どうしという立場も似ているせいか気が合う。
「自信があるんでしょう?蝶。」
「うん。負けないよ。」
「随分と俺もなめられたものだな。鬼の部長と呼ばれる実力見せてやるよ。」
鬼・・・・
「副長じゃないんですか?」
「え?」
「あ、いえ!なんでもないです!!」
今自然と副長って言葉が出てきた。
その言葉に胸がどくんと高鳴る。
「そうか。なら女子から胴着や防具を借りればいい。」
「はい。」
そう言って私は準備をする。
「剣道部いち強いんだからあんなひ弱な子が勝てるわけないって。」
ざわざわと周りの声が聞こえてくる。
だけど土方さんの真剣な瞳を見ているとなぜか懐かしさがこみあげてくる。
「はい。喜んでこの勝負お受けします。」
「ちょ、ちょっと蝶!!!」
驚いたように友達たちは私を見つめる。
「いいんじゃない?やらせてあげれば♪」
声が聞こえて後ろを振り向くと華が立っていた。
華は私の幼馴染であり、お母様の親友の姫さんの娘だ。
同じ巫女どうしという立場も似ているせいか気が合う。
「自信があるんでしょう?蝶。」
「うん。負けないよ。」
「随分と俺もなめられたものだな。鬼の部長と呼ばれる実力見せてやるよ。」
鬼・・・・
「副長じゃないんですか?」
「え?」
「あ、いえ!なんでもないです!!」
今自然と副長って言葉が出てきた。
その言葉に胸がどくんと高鳴る。
「そうか。なら女子から胴着や防具を借りればいい。」
「はい。」
そう言って私は準備をする。