誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「な、なんでそんなに笑うんですか!!!」

私は笑っている二人に怒りながら話しかける。

見ると斉藤さんも笑いをこらえている。

土方さんなんて驚きすぎて空いた口がふさがらない様子だ。

「むう・・・・」

私は拗ねて出ていこうとする。

すると急にぐいっと誰かに腕をひかれる。

「きゃっ!!!」

あまりのことに体制を崩して後ろから倒れる。

だけど倒れこんだ先は床ではなく誰かの膝の上。

「ったく。拗ねるんじゃねえよ。」

「ひ、土方さん・・・・・」

私の腕をひっぱったのは土方さんらしい。

「お前をからかってるわけじゃねえよ。ただあんまりにも可愛いこというからな。」

「も、もう////」

そんな色気たっぷりな顔で微笑むなんてずるいと私は思った。

「うわあ・・・・絵図らてきに禁断の恋に見えるよね・・・・」

沖田さんが苦笑いでいう。

た、たしかに今私は男装してるからそう見えるかも・・・・

「じゃあ土方さんが女装すればいいんじゃねえか?」

原田さんが楽しそうに笑う。

「なっ!左之てめえなにいってやが」

「それいいね!!」

沖田さんが楽しそうに立ち上がる。
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