誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
なんだか自分から抱きつくのは初めてで少し照れくさい。

だけど好きな人のぬくもりはやはり温かい。

「ふっ。ずいぶんと今日は積極的じゃねえか。」

「そういう気分なんです。」

「だけど、男装しているお前に抱きつかれるとなんだかいけないことやってる気分だな。」

「え?」

「俺にも女物の着物着せるのか?」

きっと土方さんはすごい似合うと思う。

「はい!もちろんです!」

「ったく。お前は一度言い出したらきかねえからな。」

「そうですよ!じゃあ早速♪」

そう言って手早く着付ける。

「うわあっ!綺麗・・・・」

あまりの綺麗さに歓喜の声をもらす。

「うれしくねえよ。」

「みなさんのところ行きましょ?みなさんも着てますから。」

そう言って居間に戻る。

襖を開けるとみんながあっと息をのむ。

平「うわあ。土方さんなに着てもにあっちゃうんだもんなー」

新「綺麗だ・・・・」

原「おい。新八。お前やっぱり・・・・」

新「なっ!違うわ!!!!」

それにしても一人を除いて(新八)みんなとてもきれいだ。

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