誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「うう・・・・寒い・・・・・」
私はぎゅっと両手で自分を抱きしめる。
今は2月。
ちょうど節分がおわったところだ。
屯所ではもちろん豆まきをしました♪
新八さんが鬼で♪←
「ちーよー!!!」
振り向くと沙織が笑顔で駆け寄ってきた。
「はあはあっ・・・・」
「さ、沙織?そんな急いでどうしたの?」
私は肩で息をする沙織を驚きながら見つめる。
「これ!食べてみて!!!」
「え?」
ずいっと差し出されたのは華の形をしたかわいらしいものだ。
「これは?」
「いいからっ♪」
そういってぽいっと口の中に放り込まれる。