誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
場所はかわって新八の部屋。

この狭い密室に大の男6人が集まっていた。

新「それがばれんたいんってわけだ!!!」

嬉しそうに新八が報告をする。

平「じゃあ、つまり、一週間後にそのしょこれーとってやつをもらえるかもらえないかが決まるってわけなのか!?」

新「ああ。そういうことだ!!」

沖「つまりもらえない人も出るってわけだよね~新八さんとか。」

新「総司!!なんで真っ先に俺の名前を出すんだ!!!」

暑苦しい男が暑苦しい叫び声をあげる。

一「しかし、それを決めるのは蝶たちであるのだから今ここに集まってなんの意味があるのだ?」

新「斉藤は蝶ちゃんと沙織からしょこれーともらいたくないのか!!??」

一「そ、それは・・・・」

一はおもわず口ごもる。

沖「つまり、この一週間が勝負ってわけか。」

総司の一言で部屋の空気が一瞬にして変わる。

新「よおおおおおおおしっ!!頑張るぞおおおおおおお!!!!」

平「お、おれだって!!!!」

新八と平助がギャーギャー騒いでいる。

その様子を見守っていた土方が口を開く。

土「左之。この状況どう思う?」

左「こりゃ、俺らも一週間いろいろな意味で頑張るしかねえんじゃねか「?」

苦笑いでつぶやく。

土「仕方がねえか・・・。」

こうしてそれぞれのバレンタイン大戦争が始まった。
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