誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「おおっ!!おかえり蝶ちゃん沙織!!」

「うわっ、新八・・・・」

沙織があからさまに顔をしかめる。

「ただいまです。新八さんどうしたんですか?」

私が声をかけると後ろからどたばたと足音が聞こえる。

「うっわ!!新八ずるいぞ!!!」

「へ、平助くん?」

「蝶!!おかえり!!沙織も!!!」

平助くんは息をきらして微笑む。

「私はおまけってわけ?」

平「い、いやっ!そ、そういうわけじゃ!!」

新「とりあず二人とも疲れただろう?俺お茶入れてくるからさあ、上がれって!!」

平「あっ!俺も!!!」

そうしてふたりがバタバタといなくなる。

沙「いったいなんなのあいつら・・・・」

蝶「さあ・・・?」

わたし達はしらなかった。

この一週間凄まじい日々になるということを。
< 83 / 160 >

この作品をシェア

pagetop