誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
私はきょろきょろとあたりを見渡す。
すると左之さんが槍の稽古をしていた。
「左之さーんっ!!」
私が叫ぶと左之さんがこちらを見て笑顔を漏らす。
「おう。沙織じゃねえか。どうした?」
私はそっと包みを渡す。
「あ、あのね。今日はね、蝶から大切な人やお世話になっている人にプレゼントを贈る日だって聞いたの。そ、それで、これ・・・」
私はなんだか照れくさくて下を向いたままそっと手渡す。
「お、俺にかっ?」
私はこくこくと頷く。
「すげえうれしいよ。」
そう言ってぎゅっと私を抱きしめる。
「開けてもいいか?」
私はこくこくと頷く。
そして左之さんがそっと包みを開ける。
「これはなんだ?」
「しょこれーとだよ。甘くておいしいの。それと・・・・」
私はそっと手ぬぐいを渡す。
「この綺麗な手ぬぐいは?」
「これは、その、えっと・・・・わ、私は常に傍で支えられないけど・・・この手ぬぐいならどんな時でもあなたの汗だけではなく涙もぬぐってあげられるでしょ?」
「え?」
「あなたはどんな時も笑顔だから。そして、いつも辛い感情を隠すから。だけど、大きい手ぬぐいなら左之助さんを包めるでしょ?」
「沙織・・・・」
「これくらいは許してね。あなたの強い姿も好きだけど私は弱い姿も好きだから。」
「っ!!」
左之助さんは私をぎゅうっと強く>抱きしめる。
「お前が俺の女でいてくれて本当によかったよ。いつもお前を守っているつもりが逆に守られてるのは俺だったんだな・・・」
「そんなことないよ。その手ぬぐいは左之助さんにしか渡さないからね?」
「ああっ。沙織、愛してる。」
「私もよ。」
しばらく抱きしめあった。
すると左之さんが槍の稽古をしていた。
「左之さーんっ!!」
私が叫ぶと左之さんがこちらを見て笑顔を漏らす。
「おう。沙織じゃねえか。どうした?」
私はそっと包みを渡す。
「あ、あのね。今日はね、蝶から大切な人やお世話になっている人にプレゼントを贈る日だって聞いたの。そ、それで、これ・・・」
私はなんだか照れくさくて下を向いたままそっと手渡す。
「お、俺にかっ?」
私はこくこくと頷く。
「すげえうれしいよ。」
そう言ってぎゅっと私を抱きしめる。
「開けてもいいか?」
私はこくこくと頷く。
そして左之さんがそっと包みを開ける。
「これはなんだ?」
「しょこれーとだよ。甘くておいしいの。それと・・・・」
私はそっと手ぬぐいを渡す。
「この綺麗な手ぬぐいは?」
「これは、その、えっと・・・・わ、私は常に傍で支えられないけど・・・この手ぬぐいならどんな時でもあなたの汗だけではなく涙もぬぐってあげられるでしょ?」
「え?」
「あなたはどんな時も笑顔だから。そして、いつも辛い感情を隠すから。だけど、大きい手ぬぐいなら左之助さんを包めるでしょ?」
「沙織・・・・」
「これくらいは許してね。あなたの強い姿も好きだけど私は弱い姿も好きだから。」
「っ!!」
左之助さんは私をぎゅうっと強く>抱きしめる。
「お前が俺の女でいてくれて本当によかったよ。いつもお前を守っているつもりが逆に守られてるのは俺だったんだな・・・」
「そんなことないよ。その手ぬぐいは左之助さんにしか渡さないからね?」
「ああっ。沙織、愛してる。」
「私もよ。」
しばらく抱きしめあった。