織姫



「ここあたしの席じゃないの?!」


はぁ?


「いや、俺の席だと思うけど…」


そいつは黒板にかかれた座席表をみた。


「ぅわっ!あたしが間違えてた!ごめんね!」


そういって俺の隣の席にかばんを置いた。
それから友達のほうにいってしゃべりだした。



………あれ?


あいつ今俺と普通に話してた…?



俺と普通にしゃべる女はかなり珍しい。

みんな近すぎて顔がみれないだとか
緊張してしゃべれないだとか…


わけのわからないことをほざいてる。


まあどうでもいいんだけど。




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