悲しみの桜【短編】

女再び現る

3月中頃。公園の桜の蕾

も育ち、後は開くのを待

つだけになった
この日も翔太とくだらな

い話で盛り上がっていた

。すると背後から聞き覚

えのある声がした。

「あれぇ、まだ咲いてな

かったかぁ」地元の親友

亮だ

「何で・・てめぇがここ

にいるんだよ」と俺は驚

いた顔をして言った。

「お前をビックリさせよ

うと思って遊びにきただ

けだよ!明日には帰らな

いといけないけどなっ」

と亮は答えた。何だか俺

は嬉しかった。

亮と翔太は初対面だった

がすぐに打ち解けあった

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