悲しみの桜【短編】
すると美結は、

「ゴメンね寒いのにっ。

どうしても、ここの桜の

木の下でダーに報告した

い事があるの」と言った

。俺は、

「何だよ??もったいぶ

ってないで早く言えよ!

」と言った。美結は、

「私とダーの赤ちゃんが

できてましたぁ。ねぇ産

んでもいい??」と不安

そうな顔で聞いてきた。

俺が、

「当たり前だろ!!」

と言うと、美結は満面の

笑みを浮かべた。

俺と美結と赤ちゃんと三

人で桜を見る日が待ち遠

しく思えた。

「もう帰るぞっ!腹冷え

たら大変だなっ!」と言

って俺は着ていたダウン

を脱ぎ、美結の腹部にダ

ウンをあてた。美結は、

「大げさだよっ!」と言っ

た。

そしてそのまま二人は、

美結の借りているマンシ

ョンに向かった。
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