悲しみの桜【短編】

胸に刻まれた桜

美結が天国に旅立ってか

ら、1ヶ月。

俺は公園にいた。毎日、

毎日この場所にきた。

美結の死をまだ受け入れ

る事出来なかった・・・



もし俺が自殺したら美結

に逢えるんかなぁ・・・

そう考える時もあった。

「なぁ美結、俺はどうし

たらいい?」と、桜の木

を見つめながら美結に問

い掛けたが、美結からの

返事はない・・・。

とその時、公園の入り口

の方から誰か歩いてくる

のが見えた。うんっ??

美結っ?美結なのかっ?

いや違う!奈緒姉だった。

奈緒姉は何も言わず俺の

横に座った・・・。
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