悲しみの桜【短編】
俺は、

「一瞬、奈緒姉が美結に

見えたよっ!」 と言った

が、奈緒姉は沈黙を続け

た。

そして、ようやく奈緒姉

が口を開いた・・・

「ねぇ心成、ありがとぅ

ねっ!」 と奈緒姉は言っ

た。

俺は、

「何でだよっ!親父さん

も奈緒姉も、何で俺にあ

りがとうって言うんだよ

??俺はあいつを守れな

かった。俺は恨まれても

おかしくない立場だろう

がっ?」と奈緒姉に聞い

た。
< 49 / 58 >

この作品をシェア

pagetop