それでも私は君が好き



「「…」」


もちろん四人は何一つ言葉を交わさない。


ひたすら無言で歩くだけ。




これって、一緒に帰ってるには入らないよね…




しびれをきらしたのか、



「そいえばさ!二人は何中からきたの?」



ナイス!ナイスだよ神崎君!


何とか間を取ってくれた神崎君に感謝する。


心で手と手を握って祈りのポーズをとる。





だが、神崎君の一言は里緒のかんにさわったみたい。



「あら。二人は分かるでしょ?」



「えっ!?」


神崎君がポカンと口を開く。



「湊城上ヶ原」



真壁君が呟いた。




「えっ…はっ…えええええ!」


神崎君は腰を抜かしそうになりながら驚いていた。









< 12 / 28 >

この作品をシェア

pagetop