それでも私は君が好き



「ところで綾瀬さんは?」


「ん?私は西野第一。」


「ふーん。聞いたことはある!サッカーの試合とかで。」



「そっか。」




また沈黙が流れる。



「じゃあさ!部活は?部活は何に入るの?」



そしてまたもや神崎君が沈黙を破る。




「…まだ決めてない。」



「今のところは…」



「ならさ!マネージャーやらない?」



はい?



「サッカーの!二人とも、似合うと思うよ!な、慎也!」



・・・・



「ええええええ!?」



そんないきなり!?



しかもサッカーのマネージャーって。



真壁君いるじゃん!



「無理?」



まるで子犬のような瞳で見つめてきて、目のやりどころに困った。



ふと真壁君を見た。





「・・・」



真壁君は前を向いたまま何も言わない。











































































































< 14 / 28 >

この作品をシェア

pagetop