それでも私は君が好き
確かに彼はカッコよくてルックスは最高。
だけど、それだけで彼のことを好きにはならない。
私もそこらへんの女の子達と同じにしてほしくない。
そんな顔だけが目当てで軽々しい女として見て欲しくない。
「確かにカッコいいしルックスはいいよ。でもね、彼は…真壁君は人を幸せにしてくれるんだよ!」
またしてもクラス中が静まりかえる。
「ふっ…アハハハハハハハヒー…幸せにしてくれるだって慎也!ふっ…こいつがねぇ~ヒー」
「…うるさい。」
「だーっハハハハハこいつの反応も…ハァハァ…」
えっ…今私変なこと言ったかな?
ううん。そんなことはない。
間違ってない。
大丈夫。私は本当のことを言っただけ。
気持ちに嘘なんかない。