小さな幸せ
今夜は君をこんな風に抱くつもりなんかなかった。
ゆっくり話ができたらいいと思った。
まあ、あわよくばって言うのが無きにしも非ずだけど。
理性を保つだけの心の余裕もあったから、
部屋に誘った時、わたわたする君が見られたら、
外食でもいいかと思っていたし。
なのに、
『嫌がる君を襲ったりしない。』
の一言ですっかり安心して、何を作ろうかなんて
はしゃいでいる無防備な姿を見てたら。
このまま、家に閉じ込めてしまいたくなる衝動にかられた。
「こんな広い部屋でひとりでお弁当食べて…
そんなのエンジョイじゃないよ。」
俺のために涙をこぼす君は、
俺の感情さえも一緒に抱きしめてくれるようだった。
なんて素直で優しい子なんだろう。
両親の愛にめぐまれて、
大切に育てられたに違いない。
ゆっくり話ができたらいいと思った。
まあ、あわよくばって言うのが無きにしも非ずだけど。
理性を保つだけの心の余裕もあったから、
部屋に誘った時、わたわたする君が見られたら、
外食でもいいかと思っていたし。
なのに、
『嫌がる君を襲ったりしない。』
の一言ですっかり安心して、何を作ろうかなんて
はしゃいでいる無防備な姿を見てたら。
このまま、家に閉じ込めてしまいたくなる衝動にかられた。
「こんな広い部屋でひとりでお弁当食べて…
そんなのエンジョイじゃないよ。」
俺のために涙をこぼす君は、
俺の感情さえも一緒に抱きしめてくれるようだった。
なんて素直で優しい子なんだろう。
両親の愛にめぐまれて、
大切に育てられたに違いない。