小さな幸せ
結局帰れなくなっちゃって、

惣さんに抱きしめて貰いながら眠った。


世界中敵になっても

あなたは私の味方になってくれる?


温かいぬくもりに酔いながら。


時間が止まっちゃえばいいのに。


そう思った。


「惣さん。」


「ん」


「幸せになりたい。」


「ん」


寝ぼけながら私をぐいっと抱き寄せた。

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