小さな幸せ
「何の話~?」
「わっこの地味にモテてた話。」
「はは、本人はまるで気づいてなかったヤツ?」
二人は何か意味深な目であたしを見る。
「彼氏いない歴29年だったわっこの華々しい過去の話ね。」
「酷いなあ、軽くショックなんですけど。」
「彼ができてよかったねえ、わっこもちょっとは成長したってことだ。」
「もお、何かいじめられてる気分。」
「ねえ、わっこ一つだけ言っとくと、
もっと自分に自信持ちなさい。」
「え?」
「あなたは自信なさすぎ、私なんてって思ってるから、
他人の好意に気づかないんだよ。
それは、はっきり言ってあなたの欠点だよ。」
「自信なんて…」
「いいからこれからは、
『自分は誰からも好かれてる。 世界の中心は私』
って思いながら暮らしてみなさい。」
「え、意味わかんない。」
「試しに1週間やってごらん世界が変わる。」
ポカンとする私に二人は顔を見合わせてふふっと笑った。
そのあと凄いゴ-ジャスなランチをご馳走になり
結婚式の招待状まで貰った。
私は何も言わなかったのに、
二人は何を悩んでいるか分かってそうで、
分かってないのは自分だけなんだと思い知らされた。
「わっこの地味にモテてた話。」
「はは、本人はまるで気づいてなかったヤツ?」
二人は何か意味深な目であたしを見る。
「彼氏いない歴29年だったわっこの華々しい過去の話ね。」
「酷いなあ、軽くショックなんですけど。」
「彼ができてよかったねえ、わっこもちょっとは成長したってことだ。」
「もお、何かいじめられてる気分。」
「ねえ、わっこ一つだけ言っとくと、
もっと自分に自信持ちなさい。」
「え?」
「あなたは自信なさすぎ、私なんてって思ってるから、
他人の好意に気づかないんだよ。
それは、はっきり言ってあなたの欠点だよ。」
「自信なんて…」
「いいからこれからは、
『自分は誰からも好かれてる。 世界の中心は私』
って思いながら暮らしてみなさい。」
「え、意味わかんない。」
「試しに1週間やってごらん世界が変わる。」
ポカンとする私に二人は顔を見合わせてふふっと笑った。
そのあと凄いゴ-ジャスなランチをご馳走になり
結婚式の招待状まで貰った。
私は何も言わなかったのに、
二人は何を悩んでいるか分かってそうで、
分かってないのは自分だけなんだと思い知らされた。