小さな幸せ
「明日指輪買いに行こうな。」

冷やしておいたイオン飲料を飲みながら、

狭い俺のベッドの中で眠そうにしている和実にそう告げると、

「指輪!?」

がばっと起き上がってと嬉しそうな顔をした。

「うん、給料3カ月分の奴。」

「そんな、でも出費が嵩んでるでしょあたしのせいで。」

「30男で、仕事だけだったから結構貯めてるんだよ。大丈夫。」

「惣さんたら。」

ギュウギュウと抱きついて来る和実、

柔らかくてしなやかな身体が肌に密着して来て

沸き上がってくる熱情。

和実の手をシ-ツに押し付け組み敷く

「そ、惣さん、だってさっき、、」

「誘ったのは君だよ。幸い明日は休みだ。」

「でも、、でも、、」

うるさい口を塞いで、

2ラウンド目開始。

俺もまだまだ若いな。


SIDE惣 END
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