小さな幸せ
くすっと笑って。

「毎回、色んな鈴木さんが見られて凄く楽しいですよ。

 あ、そうだこれ、御土産です。」

「あ、はい。ありがとうございます。

チャリっと音がして、

「開けていいですか?」

どうぞ、とにっこりほほ笑んでくれて

小さな袋を開けるとピンクの桜の形の鈴が入っていて

「ストラップ?」


「ああ、仙台行ってたんです、青葉城の隣の神社で買ったんです。

 その、縁結びのお守りだって…」


「それって、あの…」


私が、深く考えたら、

くれた方だって恥ずかしくなっちゃうよね。


「嫌じゃなかったら使って貰えますか?」


「はい、じゃあ、早速つけます、可愛いし。」


ついてるストラップホルダ-に重ねづけする。

チリンと可愛い音がして、ちょっぴりくすぐったい思いがした。


土方さんが嬉しそうに私の手元を見つめていた。


「ど、どうでしょう。」


またチリンと鈴が鳴って


「可愛らしいですね。」


ちょっと頬染めながら笑顔で答えてくれる土方さん、

ソ、その笑顔反則です、、

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