小さな幸せ
フッと笑って、私を離して
「こんなに待たせておいて、
待てない君を責めるほど僕も図々しくないよ。
迎えに行けなかったし…ね
ああ、でも君の顔がみたいな。
どんな風になったのかな。
いい女になるって言ってたね。」
うう、いい女にはなれませんでしたよ先輩…
「確かめてくださいよご自分の目で。
おばさんになっちゃってて
がっかりしないで下さいね。」
「うん、楽しみだな。
そっか…見られるかもしれないんだった。
和ちゃんお願いがあるんだけど、
この包帯取ってくれる?」
えっ
「だ、大丈夫なんですか。」
「うん、今まで怖くて取れなかったけど、
君の顔見られるなら
もうどうでもいいや。
それに、君に会えたから、
きっと大丈夫って気がしてきたよ。」
ドキドキする。
そっと包帯に手を伸ばして包帯を外す。
最後に付けられていたガ-ゼを取り除いた。
ああ、そうだ、懐かしい先輩の顔
大人の顔になっているけどあの頃の面影がある。
急に明るくなったら眩しいかも。
慌ててカ-テンを閉めに窓に向かい。
カ-テンを引いていると。
「和ちゃん。」
こっちを向いている先輩がいて、
「先輩?見えるんですか?」
「うん、でも、もう少し近くに来て。」
「こんなに待たせておいて、
待てない君を責めるほど僕も図々しくないよ。
迎えに行けなかったし…ね
ああ、でも君の顔がみたいな。
どんな風になったのかな。
いい女になるって言ってたね。」
うう、いい女にはなれませんでしたよ先輩…
「確かめてくださいよご自分の目で。
おばさんになっちゃってて
がっかりしないで下さいね。」
「うん、楽しみだな。
そっか…見られるかもしれないんだった。
和ちゃんお願いがあるんだけど、
この包帯取ってくれる?」
えっ
「だ、大丈夫なんですか。」
「うん、今まで怖くて取れなかったけど、
君の顔見られるなら
もうどうでもいいや。
それに、君に会えたから、
きっと大丈夫って気がしてきたよ。」
ドキドキする。
そっと包帯に手を伸ばして包帯を外す。
最後に付けられていたガ-ゼを取り除いた。
ああ、そうだ、懐かしい先輩の顔
大人の顔になっているけどあの頃の面影がある。
急に明るくなったら眩しいかも。
慌ててカ-テンを閉めに窓に向かい。
カ-テンを引いていると。
「和ちゃん。」
こっちを向いている先輩がいて、
「先輩?見えるんですか?」
「うん、でも、もう少し近くに来て。」