小さな幸せ
「鈴木さん。」

「はい?」

「もう、遅いのでお宅まで送ります。自宅の電話番号教えてください。」

土方さんは、ナビに番号を打ち込み、案内開始を押していた。

「寝ちゃっても大丈夫ですからね。」

と笑ってシ-トベルトをするすると引いてカチンと閉めた。

涼しい顔して運転する土方さんを

横目でちらちらと盗み見してたら

ばっちりと目があって、

フッと笑った。

!!////


わ~ん、絶対真赤になってる


エアコンがきいて適温な車内のはずなのに

やけに身体が火照って

心臓は、100M全力疾走した後みたいにドキンドキンって

うるさいくらいで、

も-駄目

目をギュウって瞑って寝たふりをした。



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