小さな幸せ
「車の運転大丈夫か?」
私達は別々の車で帰る。
「ここまで来たんだから大丈夫だよ。
でもそのうちお腹が邪魔で運転できなくなるかなあ?」
「昼間心配だから実家帰るか?」
「まだいいよ。まだ新婚気分味わいたいもん。」
ちらっと、惣を見る。
「検診どうだった?」
「順調だよ。あと、それとね…」
耳元で囁く。
「マジで!!
そっかあ禁欲生活も解禁かあ。」
「ただし無理のないようにってドクタ-が言ってたからね。」
って聞いてないし…
もお惣の頭の中はそれで一杯になってる。
馬鹿
車を発進させマンションに向かう。
後には惣の車。あたしのスピ-ドに合せてゆっくりと。
優しい気遣いがうれしい。