小さな幸せ
それはちょっと昔の話、まだ年号は昭和だった頃。

受験戦争なんてものが蔓延してた時代。

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「土方いい加減普通に授業受けてくれないか?

 教科の先生から苦情来てるんだよね。お前学校なめてるだろ?」


「は?舐めてませんよ?先生あたし、迷惑はかけてないと思いますよ、

 成績もトップから落とした事も提出物もきっかり提出してます。」


「っだからって授業中に漫画描くなよ。」


「漫画描きながらちゃんと聞いてます。」


「屁理屈言うな!」

「家で描くわけにいかないんです、

 見て見ぬふりして下さい。原稿落とせないんです。

 私プロですから。」














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