小さな幸せ
「は?寝た?って

 Hな意味じゃなく?」


「ヤダぁ、葵ちゃん当たり前じゃない。」


私はばしばしと葵ちゃんを叩いて照れた。


「あんたんねえ、それまるで

 『興味ありません振って下さい』

 っていってるようなもんでしょ。」


「ええ、そうじゃないよ、ちょっとっていうか、

 かなり好きになっちゃったもん。」///


「そんなこと言ってないんでしょ?多分もう連絡ないな。」


「え~!!」


「え~って、次の約束も無しでしょ?メ-ルとかした?」


ぷるぷるっと首振って


「だって恥ずかしくって自分からはとてもとても…」


「会いたくないのか?」


「会いたい!!」


葵ちゃんは呆れた顔して、

携帯をあたしに握らせて


「自分から行動しなきゃ欲しいものは手に入らないんだよ。」


グ-であたしのお腹をぽすっと、たたく真似しながら

「自分を信じろ!」

と、気合を入れた。


会いたいです。

土方さん、

いっぱいいっぱい迷惑かけちゃったけど

まだあなたは私に会ってくれますか?

< 27 / 297 >

この作品をシェア

pagetop