小さな幸せ
「鈴木さんは、結構重いボ-ル使うんですね。」

「え、ああ、私人より指が長くって、

 女の子用のボ-ル使いにくいんです。

 指も太いし、だからまあ

 このくらいのいつも使ってて、

 あはは、可愛げないですよね。」


まずったなあ、

私ってこういうところ気配れないんだよな。



「スポ-ツで、可愛げは関係ないでしょ?

 結構得意ですか?」


「まあ、長く生きてるのでそこそこです。

 アベレ-ジっていうんですか?

 150くらいです。」


へえって顔して、


「負けちゃうかな~?楽しみです。」

って笑った。


なんていうかイイ!!

この人好きかも。




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