小さな幸せ
はじめてだ。

惣さんに好きって言ったの。


言われたのも初めて。


心が重なるってこんなに嬉しいんだ。


こんなに胸いっぱいになるんだ。


そう思ったら、

ぶわっと涙が溢れて来て、

ツ-っと零れ落ちた


「また泣くの?」


「なんか嬉しくて。」


ペロッ

「なっにするの~!!」


惣さんはあたしの涙の零れたほっぺをペロンっと舐めた。


「しょっぱい。うれし涙の味。ご馳走様。」


「もぉぉぉ~変態~!!」


ぽかぽか惣さんを叩いた。


あははは


と笑いながら、急に真面目な顔になって、


「これからは、

 他の人の前で泣かないで、笑わないで、怒らないで。」


「そ、それは、、」


そんなの無理だよ、おろおろしてるあたしに

くすくすわらう。



「無理だよね。ごめん、それくらいきみを独り占めしたい。」



////もぉぉそんな甘い言葉言うキャラですか~

これ以上メロメロにしないで下さい~




 




< 94 / 297 >

この作品をシェア

pagetop