小さな幸せ
惣さんの肩にコツンとオデコを押しつけた。


それに気づいた惣さんが髪をなで撫でして、


「髪茶色というより少し金色に見える。」


「塩素やけで。

 水汚しちゃうから染められないから、

 ホントは黒かったの。

 なんかチャラくみえて嫌なんですけど。」


「色白だから良く似合うよ。

 黒い髪の君も見たいけど。」


そう言いながら髪に、キスを落とす。


おでこに、

瞼に、

頬に、

耳に頸筋に

数え切れないくらいキスを降らせて


私の心臓は弾けてしまうんじゃないくらい大きな音で

気がつくTシャツをまくり上げておへそにキスされた


「きゃっ」


私の叫び声なんかお構いなしに

脇腹に

胸元に

キスは止まらない


「あ…」


ブラ越しに胸の頂にキスが降る

< 95 / 297 >

この作品をシェア

pagetop