恋いの日記帳
スーっと優しい寝息が聞こえて鈴村君をのぞくと眠っていた


鈴村君……
あまり人からキャーキャー言われてるの聞いたこと無いけど


結構キレイだなぁ


私はドキドキしながらいつ帰ればいいのかわからなくなっていた


「んー……」


鈴村君がくるっと寝返りをうった時、バサッと枕の下から何かが落ちた


……コレ


「あ、七瀬さん今なんか落ちた?」


「鈴木純哉くんみっけた……けど……」


でも……
あれ?鈴村君が純哉くんであって欲しかっはずなのに何で泣いてるのかな

「純哉じゃなくてゴメンね」


一瞬鈴村君は目を見開いて私をみながら申しわけなさそうにいった


「鈴村君……好きな人いるの?」


「……いるよ」


そっか……鈴村君好きな人いるんだ
私の気持ちは本人にバレてる


だから

「私、かえるね!風邪ちゃんとなおしてねっ」


それだけ行って鈴村君の部屋から出た
七瀬さんって呼ばれた気がしたけどもう終わったんだよね


「純哉くんバイバイ」


もう鈴木純哉くんにあう事はない。
もうあのキレイで親しみのある字はみれないんだ


……図書室もしばらくかようの止めよう
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