赤い狼と黒い兎Ⅱ
『……へ?』
「だから、昨日狩ったのは36だっつってんの」
…36…?マジで…?
それ、明らか増えてんじゃん!
『どーりで疲れる訳だわ…』
「問題そこかよ!」
呆れながらツッコむ春架。
因みにこの部屋には双子以外がいる。双子は下でバイク弄ってるらしい…。
亜稀羅は最近ここに入り浸りで、唯兎たちも諦めてるみたいだ。
…そーいや今日は来ねえな?
「同じ場所なのに人数が増えるとはな…」
『今日はその倍、狩れ』
タバコを取り出し、アクビを溢して言った。