赤い狼と黒い兎Ⅱ
パソコンを嫌いにさせる。
おっ、我ながら名案じゃん。二度と見たくないようにしてやろう。
「出たよ」
『何があった?』
「恐喝、レイプ、薬、シンナー…」
『……とことん腐ってるな…』
少しばかり痛い目を見てもらおうか…。
狼鬼の出動だね。
「来週攻めて来るのも、こいつらみたいだね」
『…そうか。なら早い内に潰そう』
そうだな…。いつがいいかな?
「お腹空いたよーう!!」
バンッと思い切り開いたドア。その声を先頭にぞろぞろと部屋に入って来る。