赤い狼と黒い兎Ⅱ



目を離したら今にも飛び出して行きそうな勢いだ。




「なぁ、何で土曜なんだよ?」

『……』

「別に今から攻めてってもいいだろー」




……煩いなぁ。文句があんなら1人で行って、喰われて来い。




「なー、かーおる〜」

『………煩い。』

「ひどい」

『黙ってろよ。つーかてめぇ、副だろうが。ちょっとは手伝えや』




ギロッと睨んで言えば、肩を竦めてパソコンに向かう。


チッ…最初から大人しくしとげはいーのに。




『お前らもだ。文句あんなら見回って来い』




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