赤い狼と黒い兎Ⅱ
そう言うと、慌ただしく動き始め中には部屋を出て行く奴もいた。
『チッ…』
「((こえ〜!))」
そんな事を思っているなんて知らずに、あたしは着々と準備を進める。
“喰”のところにはウイルスをぶち込んで、つーか一生直る事がないウイルスをぶち込んでやった。
解除する事も、させる事も出来ない。
ウイルスが入ったら、そのパソコンを壊すか自爆させるしか方法はない。
まぁ…自爆なんて脅しに近いけどな。
「しっかし…暇だよなぁ…」
「だなぁ…。我らが総長様は一体何をしてるんだ?」