赤い狼と黒い兎Ⅱ
第7章
あたし達、wolfmoonメンバーと亜稀羅は何ヶ月?ぶりの学校に来ていた。
早速、理事長である青夜にお叱りを貰った。みんな聞いてない。
当たり前だけど。あたしもだし。それに、朱雀も放置しっぱなしだった。
『(唯兎…荒れてないかなぁ……)』
まさに、野獣を野放し状態。
メールとか電話はしてたんだけどねー、相変わらず。
「おい、馨!聞いてんのか!?」
『あー?…あぁ、聞いてるー』
「ぜってー聞いてねぇだろ!!」
唯の前に、青夜をなんとかしなきゃだな。