赤い狼と黒い兎Ⅱ
窓の外をジッと見ていたら、無数の光が見えてきた。
……敵だな。
『相手が来た。琉樹、今いる人数は?』
「今の状態でも余裕でやれる人数」
『そうか…』
もう一度外に目を移すと、数が明らかに増えていた。
…こっちの人数だけであれに対抗出来るか…。ギリギリってところだな。
『一応事故らない程度に急げって言っとけ』
「了解。」
『メンバーは?』
「下駄箱のとこでみんな待機してる」
『分かった。』
春架から貰った特攻服に腕を通し、フードを被った。
『下に行くぞ』
「「「「「おう!」」」」」