赤い狼と黒い兎Ⅱ



窓の外をジッと見ていたら、無数の光が見えてきた。


……敵だな。



『相手が来た。琉樹、今いる人数は?』

「今の状態でも余裕でやれる人数」

『そうか…』



もう一度外に目を移すと、数が明らかに増えていた。


…こっちの人数だけであれに対抗出来るか…。ギリギリってところだな。



『一応事故らない程度に急げって言っとけ』

「了解。」

『メンバーは?』

「下駄箱のとこでみんな待機してる」

『分かった。』



春架から貰った特攻服に腕を通し、フードを被った。



『下に行くぞ』

「「「「「おう!」」」」」




< 197 / 360 >

この作品をシェア

pagetop