赤い狼と黒い兎Ⅱ
…脅しまでかけてな。
『つまり、世直しをしてくれっつー野田サンからの依頼だ』
「「「「「「………。」」」」」」
沈黙かよ…。まぁ仕方ねぇか。
そんなすぐに決められる問題でもねぇしな。
「1つ聞いていい?」
『何?亜稀羅』
「それは俺も入ってるの?」
『紙袋の数を見てごらん?あたし含め、7人分あるから』
あたしと春架と麻友美と深子磨子に琉樹に亜稀羅。
ちょうど7人分!
「ほんとだ…」
「じゃあアタシからしつもーん」
『ハイハイ』
今度は質問タイムか…。別にいいけど。