ほんとの気持ち

先に口を開いたのは先生だった。

「そう言えば、木本はこんな時間に何をしてたんだ??」

ちょっと顔を反らしながら言った。

「えっとぉ～なんか家に帰りたくなくて、でも行くところもないから教室でぼんやりしてたらいつの間にか寝ちゃってて。笑」

先生は笑いながらまた私の頭をくしゃくしゃと撫でながら

「なんか木本らしいな♪笑」

と言った。

「だってね、ここって結構気持ちいいんだよ。ポカポカしてて♪あっ今度先生も一緒にやる!?」

と冗談で言ってみた。すると先生は、

「おぉ!!いいな♪俺も今度やろうかな。」

と満面の笑みで答えた。

私は、冗談のつもりだったけど先生のその笑顔が嬉しくて一緒に日向ぼっこをやる約束をした。

そのあとも学校生活や色んな話をしていた。
先生と過ごす時間は今までに感じたことのない気持ちになれた。

すっごくドキドキするんだけど、それと同じくらい安心する気持ち。