ほんとの気持ち
美鈴は呆れながらまた机に顔を伏せた。

「ねぇ、美鈴ねないでよ~」

なんど揺すっても起きる様子がないので、仕方なく自分の席についた。

すると、隣の席の男の子が話しかけてきた。
「ねぇ~木本さんってほんとに門倉さんが好きだよね。笑」

そう言って優しい笑顔で話しかけられた。

一瞬ドキッ!!ってしたけど雪菜はあまり気にせずに答えた。

「うん♪美鈴大好きだよ!!ずっと一緒にいるの。時々説教されたりするけどね;;笑」

「そうなんだ。2人ってほんと美人と可愛いでお似合いだよね。」

「美鈴は、ほんと美人だから一緒にいると注目されて大変なんだよ!!これだからモテる女は大変だなあ~って思うんだ!」

そう思って困ったって顔をしていると、

「もしかして木本さんって天然だったりする??」

って言われちゃった!!

「天然??ぢゃぁないと思うけど;;美鈴にはよく言われるよ。笑あっそういえば名前なんだっけ!?この間の自己紹介の時全然聞いてなかったからわかんなくて―‥」

「ちゃんと聞いてても覚えてなかったと思うけどね。笑」

「ひどい~!!私のことばかにしすぎ!」

そう言ってその子の腕を叩きまくった。
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